1 | 半側空間無視 | 自分が意識してみている空間の片側(多く人は左側)を見落とす。社会復帰のための援助をしていく上で、一番影響が大きいと言われる。 |
2 | 半側身体失認 | 自分自信の身体像が歪んだり、身体の一部を自分のものでないように思っていたり、麻痺があるのを認められない。 |
3 | 地誌的障害 | よく知っている場所で道が分からなくなって迷ったり、自宅の見取り図や近所の地図が書けない。 |
4 | 失認症 | 目は見えていても、色・物の形・物の用途や名称が分からない。聴覚や触覚についても同じような症状が見られる。 |
5 | 失語症 | 他の人に意思を伝えたり、他の人が伝えてきたことを理解したりすることが難しくなる。 |
6 | 記憶障害 | 比較的古い記憶は保たれているのに、新しいことを覚えるのが困難。約束したことを忘れたり、日時を間違えたり、場所がわからなくなり目的地へ着くことが出来ずに迷子になることがある。 |
7 | 失行症 | 手足は動かせるのに、意図した操作や指示された動作が行えない。歯を磨こうとして、歯ブラシをどう扱ったら良いのか分からず、歯磨きのチューブを口に持っていく、等。 |
8 | 注意障害 | ひとつのことに注意を集中したり、多数の中から注意して必要なことを選ぶことが難しくなる。気が散り、疲れやすいため数分しか課題が行えないこともある。 |
9 | 遂行機能障害 | 生活する上で必要な情報を整理・計画・処理していく一連の作業(目標を決め→計画し→手順を考え→実施し→結果を確認する)が難しくなる。その結果、生活上起こる様々な問題を解決していくことが困難になる。 |
10 | 行動や情緒の障害 | ちょっとした困難な問題でも著しい不安を示したり、逆に興奮して衝動的になったり、一種のパニックのような状態に陥ることがある。反対に、自発性が低下し自分からは動こうとしない状態を示すこともある。 |